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美海は眉間に皺を寄せて沖田を見た

美海は眉間に皺を寄せて沖田を見た。

 

 

「ちゅー!ちゅー!」

 

「早く食べてください」

 

「ちゅーちゅー!」

 

沖田のちゅーちゅーコールは鳴り止まない。

 

 

 

ブチッ

 

「あーもう!ちゅーちゅーちゅーちゅーネズミですか!!ダメです!」

 

「え~。いいじゃないですか。夫婦なんだからぁ~!」

 

「夫婦とかそういう問題じゃないんです!大体接吻なんてしたら私に労咳が移りますよ?只でさえ一回してしまったのに」

 

美海はため息を着いた。

 

 

 

……なら仕方ないですね。美海さんが労咳になったら元も子もないし」

 

沖田はそう言うが、あからさまにしょんぼりしている。https://www.easycorp.com.hk/blog/complete-guide-company-incorporation-in-hong-kong/

 

 

…………

 

めんどくさい人だなぁ。

まぁそんな人を好きになったのは私なんだけど。

 

 

美海は自分のマスクを外すと沖田の頬に顔を近づけた。

 

沖田の頬に美海の唇が当たる。

 

沖田は目を見開いた。

 

 

「今回はこれで我慢してください。労咳が治ったら接吻でもなんでもしてやりますよ」

 

美海は照れたようにそっぽを向いた。

 

耳まで赤くなっている。

 

 

本当にかわいいなぁ。

 

「ふふ!約束ですよ!」

沖田は笑った。

「じじゃあちゃんと食べといてくださいね!」

 

振り返った顔はやっぱり真っ赤だった。

 

 

ガラッ

スパン!

 

美海が急いで出ていった後沖田はクスクスと笑った。

 

「早く治らなきゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ斉藤さん!」

 

「すすまん。その。聞くつもりは」

 

 

美海が外に出ると少し顔を赤らめた斉藤が立っていた。

 

益々恥ずかしくなる。

 

 

あぁー―――!消えたい。

 

「あの。えっと。夫婦というのは?」

 

斉藤は首を傾げた。

 

「あぁ!実は斉藤さんが帰ってくる前に沖田さんと祝言を挙げたんです」

美海はあたふたと動く。

 

 

「あ。おめでとうございます」

 

斉藤は頭を下げた。

 

 

「ありがとうございます」

美海も頭を下げた。

 

 

「総司と祝言ということは美海の性別を皆知ってるのか?」

 

「あ。はい!皆さんには本当に感謝しています!」

 

「そうか」

斉藤は微笑んだ。

 

 

「総司のわがまま、ちょっとなら聞いてやってくれ」

斉藤はそう言うと立ち去った。

 

 

そういや斉藤さん。私の性別知ってたっけ?

 

まぁ、いいかな。

 

 

美海もその場を立ち去った。

 

美海は知らず知らずの間に沢山の人から助けられている。

 

 

美海は更に、近藤に呼ばれていたため、近藤の部屋へ向かっていた。

 

 

コンコン

 

「近藤さん?立花です」

 

「おぉ!入ってくれ!」

 

 

「失礼します」

 

美海は部屋へ入った。

ノックをしないのは土方の部屋だけだ。

 

 

「そこに座ってくれ」

 

言われた通りに美海は座る。

 

久しぶりに一人で呼ばれ、少し緊張している。

 

目を泳がせると皆で撮った写真が目に入った。

 

 

「で。今回君を呼んだのは、油小路のことだ」

 

 

「え。あ!はい!」

 

美海は座り直した。

 

 

「美海くんの行動は隊としては決して良い評価はできない」

 

近藤にそう言われ、美海は俯き、唇を噛んだ。

 

 

確かにそうだ。

そのとおりだ。

独断で行動して、沢山の迷惑を掛けてしまった。

 

 

芹沢さんの時みたいに謹慎?

仕方がないことだとは思ってる。

 

 

「でも」

 

近藤の言葉に美海は顔をゆっくり上げた。

 

 

「近藤勇個人としては満点だ!!」

 

近藤はニカッと笑った。

 

「近藤さん……

 

 

「本当は皆の前で発表して称えたいが、今回ばかりは公に出来ることじゃない。今後の隊に影響するからな

けど、それくらい感謝しているんだ!本当によくやってくれた!!」

 

 

近藤は美海の頭をガシガシと撫でた。

 

「こ近藤さぁぁぁあん!!」

 

 

美海は思わず泣いてしまった。

 

「よしよし」

 

美海はしばらく近藤に背中を叩かれていた。

 

 

それから毎日は矢のように過ぎていった。

 

 

もう、雪が積もる季節になった。

 

「寒いですねぇ

 

「えぇ。早く火鉢取りにいかなきゃ」

 

縁側から見える中庭は真っ白だ。

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